
プリンターの選び方と自宅で写真を綺麗に印刷するコツ
出典: https://papacame.com/how-to-see-photos
プリンタで画質が変わると思いがちですが、実はインクを受け止める用紙と設定はとても重要。写真向きのプリンターを選ぶ際のポイントと、オススメの10機種を紹介します。
写真を印刷するプリンターを選ぶポイント
カラープリントは基本4色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のインクで再現でき、最近の機種であればこれだけで写真をプリントしても問題ないレベルといえます。
また、インクには染料インクと顔料インクの2種類があり、写真向きプリンターの多くは、発色がよく光沢感に優れた染料インクを採用しています。
染料インクは用紙に浸透するので印刷表面が滑らかで、光沢紙に美しくプリントできます。
一方、顔料インクは用紙に乗せて定着させるので、にじみにくく、文字の印刷に向いていますが、高精細な表現が可能で耐久性にも優れているため、一部の高画質プロ仕様機に採用されています。
用紙サイズは設置スペースにも関係する
インクジェットプリンターを用紙サイズで分けると、A4、A3、A3ノビ、A2の機種があります。
それほど大きくプリントする必要がなければA4の機種でも十分ですが、本格的な作品づくりを目指すなら、A3やA3ノビの機種がオススメです。
A3ノビはA3よりひとまわり大きいサイズで、483mm×329mm。デジタル一眼のアスペクト比(3:2)に近いので、全面でプリントしたときに切り取られる部分がA3より少なくて済みます。
ただし、用紙サイズが大きい機種は本体サイズも大きくなるので、置き場所も考慮して選ぶ必要があるでしょう。
エプソンの写真向きプリンターのオススメ5機種
エプソンには写真用高画質プリンターのカラリオV-editionというシリーズがあり、A3ノビ対応の単機能機EP-50V、A3対応の複合機EP-10VA、A4対応の複合機EP-30VAの3機種がラインナップされています。
インクは基本4色にグレーとレッドを加えた染料6色。レッドで赤の色域を広げ、グレーで階調豊かなモノクロプリントを実現しています。
このシリーズは本体価格が高めに設定されていますが、L判で約12.7円/枚と印刷コストは安価なので、高画質でたくさんプリントしたい人にオススメです。
出典: エプソン プリンター A3 インクジェット カラリオ V-edition EP-50V (高画質 写真印刷向け): パソコン・周辺機器
出典: エプソン プリンター A3 インクジェット 複合機 カラリオ V-edition EP-10VA (高画質 写真印刷向け): パソコン・周辺機器
出典: エプソン プリンター A4 インクジェット 複合機 カラリオ V-edition EP-30VA (高画質 写真印刷向け): パソコン・周辺機器
出典: エプソン プリンター インクジェット複合機 カラリオ EP-882AW ホワイト(白) 2019年新モデル: パソコン・周辺機器
出典: エプソン プリンター A3ノビ インクジェット SC-PX5VII (高画質 写真印刷向け): パソコン・周辺機器
キヤノンの写真向きプリンターのオススメ5機種
キヤノンの写真用プリンターでまずオススメしたいのは、ピクサスPROラインのPRO-100SとPRO-10Sです。
PRO-100Sはグレーとライトグレーを含む染料インク8色、PRO-10Sは3種類の黒系インクと黒濃度を高める透明インクを含む顔料インク10色の機種で、どちらもA3ノビ/半切に対応しています。
プリントに鮮やかな色彩を求めるならPRO-100S、深みのある質感や精緻な描写を求めるなら、PRO-10Sを選ぶといいでしょう。
また、写真画質を重視したA4対応の複合機では、ランニングコストを抑えた5色染料インク+ブラック顔料インクのXK80とXK70がオススメです。
いずれも基本4色にフォトブルーインクを加えることで明度の高い青から白の領域で粒状感を低減し、階調を滑らかに表現できます。
これも5色染料インク+ブラック顔料インクですが、染料インクは基本4色+グレーインクなので、色域の広さや粒状感はXK80やXK70のほうがやや優位といえます。
また、プリント枚数がそれほど多くないなら、本体価格を抑えた従来タイプのTS8230がオススメです。
これも5色染料インク+ブラック顔料インクですが、染料インクは基本4色+グレーインクなので、色域の広さや粒状感はXK80やXK70のほうがやや優位といえます。
なお、3機種ともブラック顔料インクを搭載しているので、細かな文字や罫線などもクッキリ印刷できるのが特長です。
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しかし、より美しい写真を求めるなら、5〜6色以上の機種がオススメです。そうした機種ではインクの色数を増やすことで色域を広げ、グラデーションも滑らかに再現できるようにしているからです。