
化石と言えばアンモナイト!その正体と産地を紹介します
化石と聞いてまず思い浮かべるのはアンモナイトです。渦巻状の殻を持つアンモナイトは、コレクションとしても人気の化石です。しかし、アンモナイトの正体は何なのでしょうか?そして、どこで取れるのでしょうか?そこでアンモナイトとその産地を紹介します。
アンモナイトとは?
「アンモナイト」は、主に「中生代」に生息していた生物です。中生代は約2億5千万年前から約6600万年前までの時代で、恐竜が生きていた時代です。アンモナイトには殻がありますが、生物学的にはイカやタコの仲間に近いそうです。渦巻の殻が特徴ですが、その殻の表面には縫合線という複雑な模様があります。その模様は生きていた時期や種類により異なり、実に複雑なものになっています。この模様が他の化石にはない魅力となっています。
またアンモナイトは渦巻状のものだけでなく、巻き方が不規則な「異常巻き」というものも多数あります。アンモナイトの種類は数えきれないほどあり、昔は非常に繁栄していた種族ということが分かります。絶滅した理由は諸説ありますが、地球寒冷化や隕石の衝突などが考えられています。
化石の探し方
アンモナイトの化石を探すには、長年の知識と経験が必要です。地質図でアンモナイトのある場所を知る必要がありますし、取れる場所は危険な場所が多いです。また、採取しても良い場所でなければなりません。私有地だったり国立公園内だったりでは採取はできません。まずは経験者と行って、取り方を教えてもらうことが必要でしょう。
化石は「ノジュール」という石の塊の中にあります。その石の中からアンモナイトを取り出し、クリーニングをする必要があります。このように、アンモナイトの化石を最終的な形として取り出すのは大変なことです。一生涯を通しての趣味にする意気込みが必要でしょう。
日本の産地は?
アンモナイトの産地ですが、日本は世界でも有数のアンモナイト産出国です。そして、一番の産地は北海道です。北海道の中心を南北に渡ってアンモナイトの産地があります。具体的な町を挙げると「中川町」「三笠市」「夕張市」「むかわ町」「浦河町」などがあります。どの場所も山の中もしくは海岸で、採取には大変な苦労と危険があります。安易な気持ちで踏み込まないでください。
三笠市やむかわ町(穂別地区)や中川町には化石を展示した博物館がありますので、そこで見ることをおすすめします。1m前後のアンモナイトには驚かされますし、恐竜をはじめとする各種化石も見ることができますので是非足を運んでください。
アンモナイトの化石 まとめ
いかがでしたか?ここまで読んで、アンモナイトが日本でも取れることに驚いた方も多いのではないでしょうか。
アンモナイトは、ネットで購入することもできます。化石ではありますが、1億年前後の昔の生き物が手元にあると不思議な気持ちになります。化石の値段は数百円程度からありますので、みなさんも手にしてみてはいかがでしょうか。
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