
動物園の人気者シロクマは、実は「白いクマ」ではなかった?
シロクマは実は白いクマではなく、
「白く見える」クマだったのです。
なぜ白く見えるのかについてまとめました。
シロクマの毛は、透明だった!
シロクマの毛を1本1本調べると、実はストロー状の構造をしています。
実は白い毛ではなく、「透明の管」なのです。
この透明な毛は、太陽の光にあたることで反射によって白っぽく見えるため、
全体が白く見えるのです。
透明な管状の毛で、極寒な環境に耐え抜ける
透明管をしているシロクマの毛は、その中に空気を蓄えています。
生息地である極寒の北極に、恵みのように降り注ぐ太陽の光で、
この管状の毛の中にある空気が暖められます。
そのおかげで、身体の表面が防寒着を着ているのと同じ状態になり、
外環境からの冷たい風をしのぎ、また体温が奪われるのを防いでくれるのです。
管状の毛のおかげで、こんなことも…
しかし、この透明管の毛のおかげで困ったことも起きます。
例えば汚れた水辺で生活した場合、その汚れが管にたまってしまい
茶色っぽい身体になってしまうことがあるからです。
写真のシロクマは、動物園のプールに藻がわいていたのか
首から背中が少し緑になってしまっています。
毛の中に藻がはいり、沈着してしまったのです。
まとめ
いかがでしたか?
シロクマは「白く見える」クマで、実はその毛は透明だったのです。
この不思議な身体の構造を持つシロクマですが、
現在絶滅の危機にあります。
愛らしいシロクマが地球上からいなくならないように、
保護活動が進むことを祈るばかりです。
関連するまとめ
アクセスランキング
人気のあるまとめランキング