
米国トイザラス破産の可能性のニュースを受けた日本の反応。
出典: http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/06/toys-r-us_a_23199623/
アメリカ合衆国の大手玩具販売チェーン店のトイザラスが、経営不振を理由に破産手続きの申請を選択肢の一つとして検討していることが、明らかになりました。
ここ数年はネット通販に顧客を奪われ売り上げ減少に歯止めをかけられず、返済期限を来年に迎えた巨額の負債の整理をするべく法律事務所と契約をしています。
このニュースを受けた、日本のネットの反応は凄いです。
そのいきさつをまとめてみました。
1.アメリカ トイザラス破産の危機とその理由
アメリカ合衆国におけるトイザラス破産可能性の最大の理由は、ここ数年におけるインターネット通販最大手のアマゾン・ドット・コムなどのネット通販に顧客を奪われており、売り上げ減少に歯止めをかけられなかったことです。
一昨年の年末には、タイムズスクエアの旗艦店の閉店を迫られています。
トイザラスほどの大手ならば品ぞろえが豊かなオンラインストアも持っていますが、アマゾン・ドット・コムの値引き率の高さや他の通販サイトで扱う商品との価格競争に負けざるを得なかったたようです。よくある話ですが、購入者は、標準価格で販売されているメーカーサイトや実店舗で商品詳細をチェックしてから、他の安価な通販サイトで購入を決めてしまうからです。
2.ニュースより熱いネットの反応
アメリカ合衆国におけるトイザラス破産の可能性のニュースは、ごく短い記事でしたが、それに対するネットの反応は速くてしかも物凄い量でした。
どの反応もうなずけるような物ばかりでとても共感できます。
その多くが、大人はネット購入でも良いが、子供は実際にお店に行って見て触れて選べる経験やズラリとおもちゃが並んでいるのを見る感動が必要、大きなお店で時間をかけて選ぶ喜びはネットにはないと、実体験をもとに店舗コストで閉店するトイザらスを悲しむ声が多かったのです。
その一方で、ネットと店舗の値段の差があまりにもあり、ネットで注文せざるを得ないという声や、アメリカにしろ日本にしろ最近のトイザらスは、陳列・品揃え・価格に全く魅力がなく、昔のデパートのおもちゃコーナーかおもちゃ屋さんのようだという厳しい声もありました。
ホームセンターや家電店の方が、顧客のニーズを正確につかんでおり、ゲーム機やスマホがある今では、お店にはいらないものが沢山あるイメージというのが現状のようです。
日本にお店ができはじめの頃、アメリカの大統領も来日の際来ていたのに時代は変わるものです。
3.日本法人のフランチャイズ店 トイザらスの今後
アメリカ合衆国のトイザラスがもし破産したら、日本のトイザらスもなくなってしまうのでしょうか。
その点については、日本法人のトイザらスはフランチャイズ経営ということもあり、現時点ではアメリカ法人が破産しても、すぐに日本のトイザらスがなくなるということはないようです。しかしフランチャイズ契約の内容によっては、お店の看板となる名前が変更になる可能性があります。
現在日本トイザらス(株)は、撤退ではなく成長施策として小型店舗の出店拡大を発表しています。
センスの良いお店になると良いですね、がんばれ…!
まとめ
アメリカ合衆国におけるトイザラス破産の可能性のニュースを受けた日本のネットの反応は、速く物凄い量でした。
コメントやツィートした人たちは、そのほとんどがおもちゃを実店舗で選んで購入した世代です。
皆凄く当たり前な反応でしたが、久々にまともな意見で一致していた反応のように思えます。
今の時代の子供たちは、成長して大人のなったら、おもちゃに対してどのような思いを持つのでしょうか、気になるところです。
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