旅の日とは?

松尾芭蕉が奥の細道に旅立った5月16日(陰暦元禄2年3月27日)を記念して、昭和63年(1988年)に日本旅のペンクラブが提唱しました。

せわしない現代生活の中で「旅の心」を大切にし、旅のあり方を考え直す日と言われています。

松尾芭蕉とは?

松尾芭蕉は、俳句の元である「俳諧」(はいかい)を、芸術として完成させた江戸時代前期の人物です。

名前の「芭蕉」というのは、彼が1680年頃に名乗った俳句を作る人が名乗る「俳号」であり、本名は松尾宗房(むねふさ)と言いました。

松尾芭蕉と言えば「奥の細道」という紀行文が有名です。

「奥の細道」には、弟子の河合曾良(かわいそら)とともに日本各地を訪れた中で生まれた、多くの作品がおさめられています。

松尾芭蕉の代表作「奥の細道」ってどのような作品?

松尾芭蕉の代表作である「奥の細道」ですが、具体的にはどのような作品だったのでしょうか。

「奥の細道」とは、実際の旅の行程を記した「紀行文」と呼ばれるジャンルの作品になります。

主に東北地方から現在の富山県や石川県といった北陸を旅していて、その場所ごとに松尾芭蕉が詠んだ俳句も記されています。

始めの「月日は百代(はくたい)の過客(かかく)にして、行きかう年も又旅人也(なり)」という文章も有名で、「月日もまた永遠に旅をする旅人のようなものだ」と時間を旅人に例えるところから始まります。

夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡

現在の岩手県の平泉町で詠まれた作品です。

かつてこの地で栄えた奥州藤原氏や、藤原氏と縁が深かった源義経について詠まれた作品と言われています。

閑(しずけ)さや岩にしみ入る蝉の声

現在の山形県山形市の立石寺(りっしゃくじ)で詠まれた作品です。

句の中で詠まれた蝉は、昭和時代に行われた調査の結果、ニイニイゼミだと判断されています。

五月雨(さみだれ)をあつめて早し最上川(もがみがわ)

現在の山形県北村山郡大石田町で詠まれた作品です。

梅雨の時期に、最上川に多くの雨が集まっている様子を描いています。

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