読書習慣の必要性

読書習慣の有無は、個人の人間性を示すとよく言われます。実際に、受験や就活の面接でも、その人となりを把握するために愛読書や読書習慣について聞かれることが多々あるそうです。しかし、普段本を読まない人からしてみれば、そんな人間性の測り方なんてとんでもないものです。それに、今から本を読むとなると、どんな本を選んでいいのか、そもそも読む気力がないなど、様々な問題が発生します。
そこで、この記事では、そのような人たちのために、空いた時間で読みやすく、明快で、読書習慣のきっかけになるような短編作品集を3冊紹介します。どれも書店や通販で簡単に手に入る書籍です。

1.X’mas Stories: 一年でいちばん奇跡が起きる日

「クリスマス」をテーマに、『何者』、『桐島、部活辞めるってよ』の朝井リョウ、『バッテリー』シリーズのあさのあつこ、『ゴールデンスランバー』の伊坂幸太郎、『ユージニア』、『夜のピクニック』の恩田陸、『プールの底に眠る』の白河三兎、『まほろ駅前多田便利軒』、『舟を編む』の三浦しをんという6人の豪華作家陣が1人1作ずつ紡ぐアンソロジーです。
クリスマスがテーマゆえ、恋愛沙汰や恋模様の変わりばえのしない話ばかりと思いがちですが、そこは今最も人気の作家陣、一筋縄では行かず、それぞれの特徴を活かした個性的な作品が揃っています。ひとつひとつの話があまり長くなく、それでいてそれぞれの作家の作風が分かりやすい作品に仕上がっています。ですので、この短編集で興味を持った作家の他の作品にあたってみる、という読書方法の入り口としてオススメの作品集です。クリスマスの夜のお供としても良いでしょう。

ショート・ショートの広場

「ショート・ショート」と呼ばれる、非常に短い作品のジャンルの作品を扱った作品集です。アマチュアの作家が書いたショート・ショートの中から、秀逸なものを抜粋し、書籍に纏めているシリーズのうちの1冊になります。ほとんどの作品が原稿用紙5枚ぶん以下の文章量と短く、またどれもオチがあるなど分かりやすい面白さを持っているので、普段本を読まない人でもついつい読み進めてしまうような魅力的な作品が揃えられています。また、書籍ごとに異なりはしますが、作品ごとにショート・ショートの名手と呼ばれる星新一、阿刀田高の2人の作家による評価・解説もつけられており、万一話が理解できなくてもそれらを読むことで内容を飲み込むことが出来るので、読書に慣れてない人にも優しいつくりになっています。また、続き物でないシリーズのため、同シリーズ内の他作品にも躊躇いなく踏み出せ、読書癖をつけることが出来る作品集でもあります。ホラーやSF、恋物語など様々なジャンルの作品が纏まっているのも魅力の一つです。

杜子春・蜘蛛の糸

芥川龍之介の名作『杜子春』や『蜘蛛の糸』をはじめとして、『アグニの神』、『トロッコ』など、国語の教科書や児童向けの作品集などに掲載されている馴染み深く、誰でも読める短編文学作品を揃えた作品集です。もともと芥川の作品は簡潔で平易、読みやすいものが多いですが、この本に収録されている作品は、どれもそれに加えて明快かつ身近なテーマを扱っており、かつ文学的にも評価の高い作品であります。ですので、芥川をはじめとした文豪の作品に対して苦手意識があってもあまり抵抗なく読める、入門的な1冊であるとも言える書籍です。また、現代小説への入り口を『X’mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日』とするならば、こちらは同世代や以降の作家に大きく影響を与えた芥川に興味を持つことで開ける、明治時代、大正時代の文学の入り口と言えるでしょう。また、ルビが振られているので漢字が苦手でも安心ですし、その特徴から、子どもへのプレゼントとしても選べる1冊です。

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