○旧岩崎久弥邸

三菱財閥、岩崎久弥の住まいは東京都台東区池之端にあります。日本で現存する洋館でもっとも豪華ともいわれている建物です。この洋館を設計したのは日本近代建築史に名を残す英国人建築家のジョサイア・コンドル氏。日本で初めて庭を芝生で覆うどこかヨーロッパ庭園のような庭を持つのも特長の邸宅です。
館内に立ち入ると、現在の建物と違いどこか暗さも感じるが長方形の窓からは日が差し込み、床に敷かれたレッドカーペットが白く輝きます。建物は160坪と広く当時は迎賓館的な役割も担ったそうで、女性客専用室には天井部にイスラム風刺繍も施され至る所に拘りをみせます。当時は500坪の和館もあったが現在はほとんどが無くなってしまいました。

○旧古河虎之助邸

古河虎之助邸は東京都北区、滝野川公園に近く現在は旧古河庭園として開放されています。古河虎之助は日本においては古河財閥の跡取りとして大いに事業を発展させました。建物は虎之助の別邸として建築され、設計はジョンサイア・コンドル氏によるもの。洋館内に和室を取り込んだ当時では斬新な洋館としても有名です。
館内には男性の交流の場としてビリヤード室や喫煙室が用意されていたのもみどころ。バロック要素も取り込まれた食堂も美しい空間です。
古河邸は洋館も有名ですが庭園のバラも有名。90品種ほどのバラが植えられる5月には多くの来園者が写真撮影や観賞に訪れます。

○旧前田侯爵邸洋館

旧前田侯爵邸は京王井の頭線、駒場東大前駅より徒歩12分にあります。駒場公園木々に囲まれた園内に突如現れる洋館はまさに西洋貴族の洋館。外観はチューダー朝スタイルによるもので、和館からなる和洋館並列型住宅からなる洋館ですが両館が完成時のまま残っているのは非常に貴重です。洋館の設計は東京帝国大学教授の塚本靖と高橋貞太郎によるもの。特に高橋氏の作品といえば、東京外苑の絵画館などが有名です。また共同設計により上高地帝国ホテルや川奈ホテルなども手がけました。
館内もどの空間も美しさを保ち状態が非常に良いのも前田邸の魅力。柱の豪華な大理石や手すりなどの材料にはイタリアやフランス産の物など今では再現困難なほど豪華な邸宅となっています。

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