プレスリリースより。(c)創通・サンライズ

プレスリリースより。(c)創通・サンライズ

いわば、ガンダム像の“政権交代”。その背景に何があるのか、新ガンダム像の見どころはどこか。フィギュアの造形などにも詳しい美術評論家の楠見清氏に話を聞いた。
「新しく建つユニコーンガンダムのメカデザインを担当したのはカトキハジメ。ガンプラマニアにとっては神のような人です。今回の展示替えは、つまりデザイナーの世代交代。大河原邦男がデザインした初代ガンダムから、カトキハジメのユニコーンガンダムへ――まさにガンプラ界の歴史的な世代交代劇が1/1スケールで再現されるわけです」

マニアには常識なのかもしれないが、大河原デザインとカトキデザインでは、どこがどう違うのか?

『もにゅキャラ巡礼』より初代ガンダム像(撮影/山出高士)

『もにゅキャラ巡礼』より初代ガンダム像(撮影/山出高士)

「ユニコーンガンダム像の完成予想イメージを見ると、両脚を逆Vの字の角度で大きく開いて、上半身を斜めにひねるようにして両こぶしをガシッと握っていますよね。このポーズがカトキさんのデザインの特徴で、ガンダムマニアの間では『カトキ立ち』と呼ばれています。そこから逆に初代ガンダムの立ち方は大河原邦男の名前にちなんで『ガワラ立ち』と呼ばれている(笑)。『ガワラ立ち』も華麗なフォルム・ラインが美しくてカッコいいんですけど、『カトキ立ち』はアニメよりも最初からガンプラの決めポーズとして作られた要素が強くて三次元映えする。どの角度から見ても造形的な特徴が強調されて見えます。『ガワラ立ち』から『カトキ立ち』へという変化は、ガンプラに詳しくない人でも一目見れば、すごくカッコよくなったと思えるはずです。バンダイはユニコーンガンダムをガンプラの新たな主力商品にするつもりなんじゃないでしょうか」

実は楠見氏は、近著『もにゅキャラ巡礼』(南信長氏と共著)で初代ガンダム像を取材・論評している。
「〈もにゅキャラ〉というのは〈モニュメント〉と〈キャラクター〉を合わせた造語で、近年全国に増えているマンガやアニメのキャラクター銅像のことを指します。『もにゅキャラ巡礼』では、初代1/1ガンダムRX-78を最終章の一番最後、まさに大トリで紹介しています。その正体は“実物大の仮想モビルスーツ”というよりは“1/1スケールに拡大したプラモデル”なのではないか、というのが私の解釈。その意味で、数あるもにゅキャラの中でも異色かつ象徴的な存在でしたね」

同書では、ほかにアトム、メーテル&鉄郎、矢吹丈、江戸川コナン、ドラえもん、仮面ライダー、ケンシロウなど、数多くのもにゅキャラを紹介している。

『もにゅキャラ巡礼』より鉄人28号像(撮影/山出高士)

『もにゅキャラ巡礼』より鉄人28号像(撮影/山出高士)

「1/1スケールの巨大ロボットということでは、神戸市・新長田駅近くの広場に立つ鉄人28号も見ごたえありました。そちらのデザインは海洋堂の初期ガレージキットのゴジラやロボットもののフィギュアで有名な原型師・速水仁司が手がけている。像のある新長田一帯は阪神淡路大震災で甚大な被害を受けました。そこで神戸出身の横山光輝の代表的キャラクターを復興のシンボルとし、地域活性化につなげようということで建てられたのが鉄人像なんです。全国各地のもにゅキャラは、ただ単に架空のキャラクターを銅像にしただけでなく、地元意識を高める地域活性のシンボルや“聖地巡礼”の観光客による経済効果など、地方が抱えるさまざまな問題解決の手段として作られている。地方とお台場では事情は違いますが、新しいもにゅキャラが建つのは楽しみですね」

初代ガンダム像は、目が光ったり胸の排気口からミストを噴射したりというギミックがあったが、今度のユニコーンガンダムははたしてどうか? 今秋の公開が待ち遠しい。

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