■一大ニュースとなった旅行会社「てるみくらぶ」の倒産

破産手続き直前まで見れた「てるみくらぶ」のHP。
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2017年3月27日、インターネットを中心として旅行商品を販売していた旅行会社「てるみくらぶ」が東京地裁に破産手続きを申請、事実上の倒産となりました。

既に今年3月頃から「てるみくらぶ」利用者から、「航空券発券が出来ない」「クレジットカード決済が出来ない」などのトラブルが寄せられており、業界内では倒産は秒読みでは?との噂も出ていました。

また今回の破産手続き開始によって、多くの「てるみくらぶ」利用者が、支払った旅行代金の返金がされない、旅行先でのホテルや帰りの航空券が発券できないなどのトラブルにも見舞われました。

■倒産となってしまった理由は?

破産申請がなされ、臨時休業の張り紙が出された「てるみくらぶ」本社

倒産の大きな理由は、これまでのインターネットを中心に若者向けに広告をしてきたものを、数年前にターゲットを高齢者向けに、広告も新聞などに転換したものの、広告経費がかさんでしまい経営が悪化したとされています。

約2年前から高齢者に照準を定める戦略に転換。新聞での広告に注力したが、経費がかさんで立ちゆかなくなったという。

しかし、経営悪化は今にはじまったことではなく、5年以上前からその兆候はありました。

■「てるみくらぶ」倒産の真の理由

今から5年以上前、東日本大震災の影響と旧民主党政権下の日本経済の先行きの不透明感から、国内の企業は新卒求人をかなり絞っていました。その傾向は旅行業界も同じ傾向でした。

しかし、当時の「てるみくらぶ」は事業拡大目的で、旅行業界内でも異例の積極的求人を行っており、かなりの人数の新卒採用を行ったとされています。

それから5年、当時新卒採用で入社された方も中堅どころになり人件費が増加、加えて外需拡大で旅行業界でも人手不足となり、安くて新しい人材の確保も難しくなったため、さらに「てるみくらぶ」の経営を圧迫した、というのが業界内でのもっぱらの噂となっています。

添乗員の増員等で人件費が増加、積極的な広告出稿にともなう販管費増大のほか、円安の影響も重なり利益率が悪化、さらに格安旅行会社の過当競争などから収益が悪化し、厳しい資金繰りが続いていた。

実際のところ、広告費の増大というのは、経営状態が悪化していた「てるみくらぶ」にトドメを刺したものであり、原因は数年前から存在していたといえそうです。

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峠の425

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旅行会社勤務で、総合旅行業務取扱管理者・旅程管理主任者資格を所持。
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