■人気の「クルーズトレイン」と風前の灯の「夜行列車」

近年、JR各社はこぞって高級志向のクルーズトレインを投入し続けています。

今年、2017年5月からはJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」が、翌6月からはJR西日本の「TWILIGHT EXPRESS瑞風」が運行を開始。
2013年から運行しているJR九州の「ななつ星 in 九州」も、未だ人気は衰えていません。

その反面、「ブルートレイン」などJR各社が運行していた寝台列車や夜行列車は続々と廃止され、今や定期運行をしているのは東京~高松・出雲市間を運行する「サンライズ瀬戸・出雲」のみ。今や風前の灯です。

何故、JR各社は「夜行列車」をやめて、「クルーズトレイン」をやり始めたのでしょうか?

■「夜行列車」と「クルーズトレイン」の最大の違い

「クルーズトレイン」を投入する表向きの理由は、退職後のシニア層や海外からの富裕層をターゲットにした新たなマーケットの開拓というのが、一般的な認識です。

しかし、それならば「カシオペア」のような、「夜行列車」の中では高級ながらも、定期的に運行していた列車の運転を取りやめる必要は無い気がします。

「夜行列車」と「クルーズトレイン」、両者の違いを一言でいうならば、前者が「旅客運送」を目的としているのに対し、後者は「旅行商品」だということです。

■公にならない、最大の理由はキャンセル料

「旅客運送」が目的の夜行列車は、例えば出発5日前に急に行けなくなった場合、乗車券や特急券、寝台券は払い戻し手数料を引いた上で払い戻すことが出来ます。乗車券なら220円、特急券や寝台券なら330円です。

ところが、「旅行商品」であるクルーズトレインの場合、旅行代金の30%以内を取消料として支払ったうえで、キャンセルすることになるのです。

JRからすれば、出発まで1週間を切っている状況でキャンセルされても220 or 330円しか収入にならない夜行列車より、ン十万円の30%の取消料が取れるクルーズトレインの方が美味しいのは明らかでしょう。
わざわざ、車両を新造してもリスクは少ないわけです。

■「旅行商品」としての列車は増えていく

このように、キャンセル料のリスクが少ないうえに、自由な値段設定が出来る「旅行商品」は何もクルーズトレインだけに限ったものではなく、日帰りでのレストラン列車である「TOHOKU EMOTION」などにも適用されています。

今後も自由な値段設定と、キャンセルされた時のリスクが少ない「旅行商品」としての列車は増えていくのではないでしょうか。

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